福島県須賀川市の『松明あかし』とアブルッツォ州ファーラ・フィリオールム・ペトリの『Festa delle Farchie』(聖アントニオ祭)。
遠く離れた二つの町で、あまりにも良く似た祭りが行われているのをきっかけに交流が始まりました。
(左:聖アントニオ祭、右:松明あかし)
2015年1月15日 Fara Filiorum Petri
松明作りを見物していると知らないオジさんに声をかけられる。
「日本人か?こっち来い!お前んとこでも俺たちとおんなじ祭りをやってるの、知ってるか?」
と言ってスマホで『松明あかし』の動画を見せられる。
「お前は国に帰ったら、これを見に行ってくれ。ここの人たちと友達になりたい。」
すごい無茶ぶり :O このおっさん、日本の人口知ってるんだろうか・・・
2015年7月 Fara Filiorum Petri
須賀川市役所がたくさん下さった『松明あかし』の案内を興味津々で見る人々。
「私達は葦を束ねるけど、ここでは枠を作って中身を詰めて巻くのね!」「本当にそっくりだよ、信じられない!!」
2015年11月14日 須賀川市『松明あかし』会場
アブルッツォ州の写真愛好家達提供『Festa delle Farchie』の写真の一部を須賀川市役所の方々が総合案内所に展示。ありがとうございます!
日本三大火祭の中でも最大観客数を誇る『松明あかし』、アブルッツォからの客人が取材に来ていたTV局の目に止まってインタビューを受ける。「イタリアにも同じ祭りがあるので見に来ました」とちゃっかりFesta delle Farchieを便乗宣伝 ^^;
2015年11月18日 めざましテレビ
『松明あかし』特集番組中、「日本とイタリアの似た祭」として”一瞬”登場
恐るべしTV効果で関心も少し高まり、差し当りFara-Sukagawa交流ページ開設。
2015年12月10日 須賀川市
須賀川市で『松明あかし』に関わる人達から市内を案内いただき、祭の歴史や進行について教わる。
震災後に情報発信のために急遽設立された『すかジオ』にて二つの祭りを徹底比較
「こんな祭はうちだけだと思ってたのに何とイタリアにもあった!」「見つけてもらえて嬉しい」「一緒に松明を作ってみたい」と気分上昇 :D
《第1部》https://www.youtube.com/watch?v=RG9OX-iy36w
《第2部》https://www.youtube.com/watch?v=KJm3i6F_YBo
2016年元旦の地元紙に!
2016年1月16日 Fara Filiorum Petri
小さな町は『松明あかし』への好奇心と”スカガワの友達"との将来への期待でいっぱい。
こっそり用意してくれた日の丸を松明に立てたり、「生中継を一緒に見ようと須賀川ではパブリックビューイングを計画している」と話したら市が手配したストリーミング配信に日本語解説を入れようと突然言い出したり。
https://www.youtube.com/channel/UCIBfcapPeJya4zaCP6eNVLQ/live
地元の写真家がチョイスしてくれた『松明あかし』の写真展では地元は勿論あちこちから来た観客たちから次々「信じられない」との声が。”そっくり加減がわかるように”それぞれ『Festa delle Farchie』の写真と相対させて並べました。
ガイド付ツアー予約サイトAbruzzolinkのblogにも関連記事を掲載しましたのでどうぞご覧ください。
須賀川市で写真展&トークショー開催!
その名も「イタリアにもあった!松明あかし」です。
『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』という任意団体が発足し、活動第一弾として2週間にわたって写真展が開催されます。
地元の「松明あかし」への知識を深め、見た目も由来もよく似たFara Filiorum Petriの「聖アントニオ祭」を知っていただこうと写真やトークショーで紹介する試みです。
須賀川市は新宿から直行のバスもあり東京からも意外と便利、ご都合の合う方は是非お越しください。
開催期間:2016年5月10日 (火) 〜 5月24日(火)
展示場所:須賀川市東公民館1階 ホール
トークショー:2016年5月21日 13:30 〜
《第1部》https://www.youtube.com/watch?v=B8Qj91Mhqis
《第2部》https://www.youtube.com/watch?v=CzCMojk0SGM
《説明動画》https://youtu.be/ERKGusRTiDc
写真展・トークショーの模様を地元の二紙に取り上げていただきました。
2016年5月30日、Fara Filiorum PetriのCamillo D'Onofrio市長から写真展・トークショー開催に対するお礼と喜びのメッセージ
私たちの誇る素晴らしい伝統、火祭りの写真の展示会を開いてくださり光栄です。
そして我が町の住人たちと日本の皆さんが交流を保っていることを嬉しく思っています。
日本の皆さんに心を込めて挨拶を送ります。
カミッロ・ドノフリオ
須賀川市で写真展第二弾!
春に発足した任意団体『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』により、2016年5月31日より東邦銀行須賀川東支店にて写真や説明資料が展示されました。
できるだけ人が集まる場所に展示してより多くの人に存在を伝えていきたいと口々に語る団体のメンバーたち。
頼もしいです!
2016年8月 Fara Filiorum Petri
Palafara (シティホール)にて二つの火祭写真展を開催
(写真右)
日本の味覚体験イベント
1) Porchettalo (豚の丸焼きスタンド)にて焼き鳥の夕べ開催
2) バールにて巻き寿司昼食会開催
(写真下)
須賀川での取り組み
『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』では引き続き須賀川信用金庫の支店を回って写真展継続中。
2016年9月現在第5弾開催中です。
合わせて『聖アントニオ祭』や『松明あかし』への知識を深め、参加者全員がそれぞれ今後できることを考えていこうと勉強会・懇親会も定期的に開催しています。
そして松明あかしの生中継を見るためFara F.P.ではキエーティに本拠を置く日本との交流協会Giappone in Abruzzoの協力によりパブリックビューイングを開催しました。
(興味深く”遠い国の同じ火祭”を見つめる住民たちと日本語解説を訳して説明する設立メンバーで昨年の松明あかしに須賀川を訪れたクラウディオ・カニーリア氏)
https://www.youtube.com/watch?v=CIr8E-yPac0
「火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会」のおもてなしで集会場に泊めていただきお互いの料理をご馳走し合いました。
シャワーはご近所のバスルームをお借りして順番に。
朝ごはんは別のお宅で純和朝食を体験。
「こんなに温かい、家族の一員に受け入れられたように感じるおもてなしを受けるなんて」と感動する交流の火付け役トゥセ氏。「こんなにも似た祭りを続けている人々はきっと性格も我々に通じるものがあるのだろうと確信していた。」と感無量の様子でした。
翌日は東京からアブルッツォ料理レストランTrattoria Dai Paesaniが1日出張開店!
オーナーシェフ・サバティーノ氏、シェフ・ファビアーノ氏を筆頭に4名全員で須賀川入り、アブルッツォの祭りの主役アッロスティッチーニやサルシッチャをたっぷり持ち込んで味覚でアブルッツォをアピールしました。
来日した料理自慢のトゥセ氏もこれに便乗、今度は料理でコラボだと須賀川産野菜を使ってアブルッツォの家庭料理サニェッテを披露。
素材が命とも言えるアブルッツォのシンプルで美味しい家庭料理、山に囲まれた地形と強い風のおかげで甘みが強く味が濃厚だと言われる須賀川野菜はぴったりだったのではないでしょうか。
須賀川市立図書館にて写真展開催
今までのふたつのそっくりな火祭りの写真に加え、来日した2名が松明あかしに参加した様子や『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』メンバー始め須賀川の人々と交流する様子が展示されました。
そして代表団が友情の印にFara F.P.市長から預かってきた市旗や、トゥセ氏お手製の旗も一緒に展示。
図書館の入り口を入ってすぐの絶好なポジションのおかげもあって多くの方々が足を止め観覧下さいました。
左:代表団の出発式 中央:日本とアブルッツォの交流と代表団来訪 右:小学生から小学生へ折り紙のプレゼント
初めての代表団を迎えたのはアブルッツォでも異例の大雪!
それでも7名は元気いっぱいに松明の準備を見学して回りどこでも大歓迎です。
同じ伝統を大切にする同士、言葉は通じなくともすぐに打ち解けていた様子です。
15日は市長室にて歓迎式がありました。
須賀川市長からの親書と旗が代表団から渡され、Fara F.P.市長からは聖アントニオ祭の写真をあしらった特注の伝統工芸陶器が託されました。
ドノフリオ市長もデ・リティス副市長も法被がお気に召し満面の笑顔!
夜は日本から持参した材料で作った豚汁を振る舞う割烹着姿の代表団。
集会所でのおもてなしのお礼に自宅を改造したトゥセ一家の本拠地マドンナ地区には噂を聞きつけた住民たちが押し寄せます。
大好評の日本の味、お代わりする人続出で大きな鍋は二つともあっという間に空っぽに!
そしてマドンナ地区の松明には『火祭りでイタリアと須賀川を結ぶ会』のメンバーたちが1文字ずつ書いた垂れ幕が飾られます。
昨年に引き続き2度目の来日となるエンニョ・トゥセ氏を伴い、Fara F.P.副市長フランチェスコ・デ・リティス氏が来日、『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』の手配で松明あかしに参加しました。
まずは市長を表敬訪問した二人は新しくなった市庁舎のウルトラマン像や展望台に大はしゃぎ。
カミーロ・ドノフリオ市長からの親書を読み上げた後、特製タペストリーや地元産物を渡し「ぜひうちの火祭りも見に来てください」と橋本市長に強烈アピール。
たくさん松明が立った五老山や牡丹園の紅葉を堪能した後は八幡山衍義に参加し、そのまま八幡山町会の集まりに参加。ここで聖アントニオ祭の紹介もさせていただきます。
いよいよ迎えた当日は年齢制限を解除していただき大松明を担ぎます。2度目のトゥセ氏が得意げにコツを伝授!
翌日曜日は『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』メンバー達と会津まで遠征。
月曜日は小学校訪問です。
1月の聖アントニオ祭参加メンバーに折り紙を託しFara F.P.の子供達にプレゼントしてくれた第二小学校を訪れ、聖アントニオ祭の説明をした後子供達の合唱やリコーダー演奏に聞き入り、目の前で器用に折って見せてくれる折り鶴にびっくり。
小児科医でもあるデ・リティス副市長は子供達との触れ合いを楽しみ教室で一緒に給食をいただく珍しい体験をした後、名残惜しげに出発しました。
1年前と対照的に晴天続きの準備期間。
到着した13日の夜は
一足先にFara F.P.と姉妹都市締結したサルデーニャ・ガドーニの代表団とも時折合流しながら8地区を訪問、歓迎を受けました。
到着した13日の夜はマドンナ地区に挨拶&トゥセ家で歓迎夕食会の後、市長のマンドローネ地区へ。
14日日曜日は須賀川でのおもてなしのお礼がしたい(&美しい場所対決に応戦したい?)デ・リティス副市長の案内で近隣の村巡り。
昼に戻るや否やジャルディーノ、ファーラ・チェントロ、サンニコラなどの地区を回ります。
どこでも飲めや食えやの歓迎で消化不良気味 (笑)
15日は小学生たちの松明見学、須賀川の小学生たちからのビデオメッセージを見せたりインタビューを受けたり大忙し。
午後は橋下市長からの親書を携え市長室を訪問、そしてホストファミリー・エットレの案内で地域の工場や工房巡りとさらに大忙しです。
いよいよ迎えた16日の本番はマドンナ地区の松明に『松明あかし』の旗を掲げ、会長も松明の上に。
嵐のような3日間でしたが須賀川の松明あかしと”火祭りが結ぶ縁”を存分にアピールしてくださいました。
「ファーラでは、子供達に火祭りの絵を描かせて優勝作品をポスターにするんだ。みんな火祭りにもっと興味を持つからね。須賀川にもお勧めするよ。」
2017年『松明あかし』に参加したFara F.P.副市長フランチェスコ・デ・リティス博士のアドバイスを受け計画を練ってきた『火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会』。
2018年秋、市内3ヶ所の児童館の協力や須賀川市、マメタイムズ社、阿武隈時報社、すかっと(地域みっちゃく生活情報誌)の後援を受け、130枚超の応募作品が集まりました。
どれも素晴らしい力作で受賞作品選びは難航しましたが、2019年1月、市民交流センター・テッテにて表彰式が行われ、その後1週間に渡り全作品は展示されました。
表彰式にあたり、ファーラ・フィリオールム・ペトリのカミーロ・ドノフリオ市長および仕掛け人(?)フランチェスコ・デ・リティス副市長より喜びのメッセージが届き、
「子供達の心に生まれた伝統への炎を、灰にしてしまうことなく燃やし続けるのは私たち大人のつとめだと信じています。」
と、お互いの伝統を受け継ぎ未来へつなぐ子供達への責任感と期待を分かち合う呼びかけがありました。
2019年3月30日・31日に、アブルッツォ州都ラクイラにて、ラクイラ震災後10年に際した日伊交流複合イベント「Japan 4 L'Aquila」を開催しました。
プログラムの一部として、東日本大震災を知ってもらうため金山芳和監督のドキュメンタリー「須賀川、復興へのあゆみ」を上映。
会場となったPalazzetto dei Nobiliは、ファラ・フィリオルム・ペトリから駆けつけたカミーロ・ドノフリオ市長夫妻やフランチェスコ・デ・リティス副市長夫妻をはじめ立ち見が出るほどの賑わいでした。
映写前後には、イベント主催団体Giappone in Abruzzo協会副会長で須賀川市には3回訪問しているクラウディオ・カニーリア氏による福島県の被害状況や建造物再建の面でのイタリアと日本の違いなど解説がありました。
マロンチェッリ校長及びFara F.P. 観光協会ジェンマ・デ・リティス会長の決定により、参加作品全点は公立小中学校のホールに吊るしパネルを設置し展示されました。
1月16日の火祭りを控え、学校では全校生徒が一斉に絵や文、模型など『聖アントニオ祭』を説明する資料作りにかかりきりです。
この時期の共同作業を通して、幼い頃から地元の伝統を学んでいるようです。
特に2019年から、近隣のプーリア州San Marco in Lamisと火祭りの伝統を持つ同士の交流が
活発になり、火祭り当日にはプーリアから60-70名の児童を迎えて学校で交流会が準備されます。
この時、プーリアの子供達に説明するという課題も加わりました。
今回、須賀川の『火祭り絵画コンクール』作品は、16日の交流会と、前日15日の"子供達の松明運搬の日"の2日間に間に合うことを目標に展示されました。
急遽呼ばれた地元の建築家の指導を受けながら、子供達が協力して130枚以上の絵をパネルに貼り付け、それを先生と建築家がバランスよくホールの天井から吊り下げに配置していきます。
皆、巧みな作品に感心し、自分たちとそっくりな日本の松明に好奇心を高めて見入っており、
盛況な催しとなりました。子供達が説明する『聖アントニオ祭』に補足して先生方から『松明あかし』や須賀川との交流についての説明もあり、今後の展開が楽しみです。
2019年3月アブルッツォ州都ラクイラでの「須賀川、復興へのあゆみ」上映に続いて、第32回すかがわ国際短編映画祭にてアブルッツォ出身・在住のダヴィデ・デシデリオ監督による「la buona terra」が上映されました。
子どもの目から見た震災をテーマにした短編フィクションで、絵本のおとぎ話風のプロローグから始まる作品は子どもらしい短直な言葉や日常生活シーンを通して大人たちの責任を厳しく追求しています。
翌2022年5月の「すかがわ国際短編映画祭 回顧 東京上映会」でも再上映されました。
アブルッツォ州ぺスカーラ県の動画制作者アレッシア・アンブロシーニさん制作のドキュメンタリー「日本とアブルッツォ 秘められた絆」(仮題)のためのインタビューが行われました。
アレッシアさんは、当初より須賀川とファラの交流活動を支援する「にっぽんアブルッツォ協会」に所属し、この動画は2022年3月に逝去された協会創立者兼初代会長マリーサ・ディ・ルッソ教授に捧げる作品です。
須賀川ーファラFPの繋がりの他には、16世紀に来日したイエズス会宣教師ヴァリニャーノ神父を縁とする長崎県南島原市とキエーティ市の姉妹都市提携、音楽家トスティを縁とする奈良県とオルトーナ市の関係など取り上げています。
ファラ・フィリオールム・ペトリでのインタビュー撮影は、カミーロ・ドノフリオ市長とフランチェスコ・デ・リティス副市長の他、松明あかしに3度参加したマドンナ地区のファルキア職人頭エンニョ・トゥセ氏がきっかけを語り、小学校では副校長とチンツィア・マローネ先生がジェンマ・デ・リティス観光協会長と一緒に教育現場における交流活動の効果や今後の可能性について話しました。
ドキュメンタリービデオは地域のフィルム・フェスティバルに参加した後、2025年以降ネットTVで公開される予定です。
「火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会」では設立当初より、伝統の未来を担うお子さまたちにもイタリアとの交流に参加してもらえる試みを続けています。
今回は、”子どもの目から見た地元・子どもの目から見た火祭り」をテーマにファラ・F.P.と須賀川の小中学生の作文や絵画を1冊の本にまとめ、交流活動のマイルストーンのひとつにしたいと考えています。
目的は
・他国の同世代に紹介する目的で自分自身の土地や文化を見直すきっかけとなって欲しい。
・ひとつのものを一緒に作る過程で、祭りの時期のみに限られがちだったやりとりを継続的なものとし、お互いへの理解を深めたい。
・見た目がそっくりな火祭りという共通点をきっかけに、異なる文化と出会い興味を感じる機会を提供したい。
完成は2024年4月〜5月を目指しています。
1月11日の日本時間17時より、須賀川二小児童クラブ館にてイタリアのカミッロ・デ・リティス小学校とのビデオ中継を行いました。
イタリアでは学校が始まる朝の9時、16日の聖アントニオ祭で使う小さめの松明を小学校で作っているところを見せてもらいながらお互いの松明についての質問がやりとりされました。
児童クラブ館では画面が大きなスクリーンに映し出される前で約100人の小学生が座り、一方イタリアでは屋外で活動している小学生をチンツィア・マローネ先生が一人ずつ捕まえながら、という形式で進みました。
後半の10分間ほどは、須賀川でもスマートフォンに切り替えてマンツーマンで雑談する時間をとりましたが、次回はさらに臨場感が出せるよう、イタリアでも教室内で生徒たちが揃って画面に向かう形式で行おうと話しています。
2月26日、須賀川二小児童クラブ館にて「すかがわ昔話の会」語り部・「火祭りで須賀川とイタリアを結ぶ会」副会長の安田きよ子さんが、松明あかしの由来についてお話ししました。
現在の地図を指して須賀川城や戦いを決意した場所、戦場となった場所など見せた後、伊達家と二階堂家の歴史を絡めて大乗院が女城主となった経緯や甥の伊達政宗に従うのを拒んだ心境など生き生きと解説、登場人物の口調を使い分けたまるで一人芝居のような語り口に、熱心に聞き入る子どもたちにも、負けを承知で戦いを決意した当時の人々の心境がありありと伝わっている様子でした。
(←あぶくま時報)
約450年に渡る日本とイタリア・アブルッツォ州の繋がりをまとめたドキュメンタリー「GiapponeAbruzzo – Le connessioni nascoste (日本とアブルッツォ州 - 秘められた縁)」(監督: アレッシア・アンブロジーニ、撮影・編集: アンドレア・モンティ)に、須賀川市とファラ・フィリオルム・ペトリの火祭りを縁とする交流も取り上げられました。
2023年8月にファラで収録されたインタビューでは市長、副市長、観光協会長、学校副校長と教諭、松明あかし常連となったエンニョ松明長が須賀川について語り、火祭りのイメージは全編を通してあちこちに登場します。
このフィルムはドキュメンタリー大会にエントリー中で、選考終了後の2025年にはAmazonプライムで放映の予定です。ご注目ください!
「これも見せたい」「あれが見たい」「今度はこんなことを一緒に」そんな声から生まれた小さな取り組みを
ポツポツ続けています。
↓こちらもぜひご覧ください。
Farchie (Fara F.P.) & Daimatsu (Sukagawa)